調べでは、畠山容疑者は4月9日夕方、自宅から約2キロ離れた同町の大沢橋で、欄干越しに彩香さんを約8メートル下の藤琴川に突き落として殺害した疑い。
調べに対して「彩香と2人で橋の上にいたところ、過って落ちた」と供述していたが、助けを求めなかったことなどを問いただされ、「橋から落とした。疎ましく思っていた」などと、殺意を認める供述を始めたという。
秋田県警は、当初、畠山容疑者の「おもちゃを友だちに見せに行くと家を出たまま、帰ってこない」との説明から、自宅近くの河原で遊んでいて過って川に落ちた事故とほぼ断定していた。一方、畠山容疑者は事故ではなく事件だと再捜査を迫り、目撃情報を求めるビラをつくって近所で配っていた。
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この事件はナゾが多く不可解である。
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畠山容疑者は娘を自らの手で殺害しておききながら、なぜ、事故と断定した警察に、あれは事件だと主張して再捜査を迫っていたのだろうか?
普通の人間なら自分の犯した犯罪を、警察が事故だと断定してくれたら勿怪の幸いとダンマリを決め込むものじゃないのかなあ。 それなのに、どうして? わかりませんねえ。
犯罪被害者給付金が欲しかった? そんなわずかな(?)金を受けとるのと殺人で刑務所に入るのとどちらが得か考えなかったのだろうか?
綾香さんを橋から突き落として殺害したことと、その後になって豪憲君を殺さなければならなかったこととの因果関係は何だろうか?
直接的には何の関係もないように思える。 綾香さんの死が事故だったとすれば、その事故に関して豪憲君が何らかの関与をしていた、あるいは関わっていたと邪推し、恨みを晴らすために殺したというのであれば理解できなくもない。 しかし、綾香さんは畠山容疑者が実行した事件なのだからそれはない。 やはりこれもわからん。
畠山容疑者の供述が二転三転したりするのは精神病の専門家が指摘するような「虚偽性の人格障害」かもしれない。 この病気は、荒唐無稽なことを話すのではなく、一定の事実に虚偽をつなげて話すのが特徴で、辻褄(つじつま)を合わせる努力をせず、通常なら矛盾していると思われる感覚が併存していたりするそうである。
このような精神病だとすれば、畠山容疑者の言動の不可解さも理解できなくはない。 しかし、これが裁判になって精神鑑定の結果、精神病だったとの鑑定結果がでて心神耗弱の状態だったと判断され刑法第39条が適用されることにでもなったらと心配したくもなる。
共犯者というか首謀者は他にいて、畠山容疑者はその指示に従って忠実に犯罪を実行していただけかもしれない。 男好きな彼女ならそんな男がいても不思議はない気がするが、これは考えすぎだろうか?
さてさて、秋田県警の捜査も奇々怪々だ。
確かに畠山容疑者の供述と目撃情報を除いて、殺害につながる物証は見つかっていない。 見つけけようとする努力をしなかったのではないか? 事件の発生からわずか2日で、水死事故と断定したことに落ち度はなかったのだろうか?
被害者として話を聞くのが第一で、容疑者としての視点での調べが足りなかったのではないか?
現場周辺の聞き込み捜査が不十分ではなかったのか? 河原には、子どもが遊んだような積み重ねられた石や、子どもの靴でコケがめくれたような石があったため、ここで過って川に転落した可能性が高いと判断したようだが、全く関係ない者の行為とは考えなかったのだろうか? 河原近くに住む無職の男性が、自分が小石を積み上げたという話もある。 現場周辺の徹底した聞き込みがなされなかった証拠だともいえる。
遺体を検視した医師は、外見上の傷はなかったという理由で水死と判断した。 頭部の陥没骨折が判明したが、県警はこれを発表しなかった。 過って転落した際にできた傷と考えても矛盾しなかったことなどから、重視もしていなかったのではないか?
警察犬が、自宅から河原の石を積み上げた跡の手前まで一気に進んだため、間違いないという先入観を持ってしまったのではないか? 犬の臭覚は人間の何千倍と優れているが、絶対ではなかろう。
さらに、事故と断定したと現在も捜査を継続中だという県警のコメントもいかがなものと思う。 新たな証拠なり、有力な聞き込み情報でもなければ一旦事故と断定したものの捜査を再開・継続することなんかありえるのだろうか? もし独自に事件の可能があるとして捜査を 継続していたとすれば初動捜査の遅れ、ミスを認めたことではないのか? それともマスコミなどの報道情報によって事故との断定を改めて事件として捜査せざるを得ない立場に追いこまれたためではないのか?
なんとも謎の多い事件である。 今後の捜査の進展によりこれらのナゾ・疑問を早く解明してもらいたいものである。
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